何となく不動産投資に興味がある方、これからすぐにでも不動産投資を始めたい方。
将来に備えて不動産投資の勉強を進めたい方。
色々な背景の中で今回の記事を読んでいただいていると思います。
不動産投資は確かに非常に有効な資産形成手段です。ただし、投資を進める前に必ず身に付けておかなければいけないことがあります。
[voice icon=”https://realestate-column.com/wp-content/uploads/2017/03/icon1.png” name=”” type=”l big”]成功している人は、みなさん共通点があります。その共通点を学びましょう。[/voice]少しおせっかいに感じるかもしれませんが、投資を成功させるために、今回お伝えする内容を必ず押さえるようにして下さい。
- 目次
- そもそも日本人は投資の経験が少ないことを意識しよう
- 日本人のお金に対する考え方を知ろう
- お金に対する考え方を変えてみよう
- 投資を始める前に必要な心構え・考え方
- 具体的に身に付けなければいけないこと
- どうすれば絶対的な金銭感覚を身に付けることができるのか?
- 最後に
そもそも日本人は投資の経験が少ないことを意識しよう
そもそも、日本人は未だに投資の経験が少ない方が非常に多いという特徴があります。
株式投資をやっているという方もいるかもしれませんが、綿密な分析をしないで短期売買するような方法は投資とは言いません。
そういったものは投機と呼びます。
日本では、義務教育の過程でお金のことについて学ぶ機会が絶対的に少ないです。
一つ面白いデータがあるのですが、日本青少年研究所が発表したデータによると、お金に使い方についてルールがある家庭は、日本が約30%、アメリカが約60%、中国が約70%という結果でした。
他の先進国と比べても、お金についての教育が進んでいないというのが日本の現状であるとまず認識するようにしましょう。
つまり、投資に関しては日本人のほとんどが初心者なのです。
日本人のお金に対する考え方を知ろう
ここから、まず日本人のお金に対する考え方についてしっかりと認識していきましょう。
日本人は、「趣」や「粋」といった精神的な側面を重視する傾向があります。
そして、お金を稼ぐということは卑しいという文化でもあります。
横並びであることが大事であり、出る杭が打たれる傾向があるともいえます。
お金=卑しい
というのが日本人のお金に対する考え方なのです。まずこの現状を頭の中に入れておくようにしましょう。
そして、不動産投資で成功させるためには、まずこういった考え方を全て消し去ってしまうことが大切です。
なぜなら、お金は卑しいという考え方を持っていると、不動産投資を進める途中で迷ってしまいまい、動きが止まってしまうからです。
そういった意味では、しっかりとお金に対する考え方を変えていくことが成功する上で必要不可欠です。
では、どうやって考え方を変えていけば良いのか?その点についてこれからお伝えしていきます。
[voice icon=”https://realestate-column.com/wp-content/uploads/2017/03/icon1.png” name=”” type=”l big”]お金に対する考え方を学ぶには、「金持ち父さん貧乏父さん」を読んでみるのも良いかもしれないです。[/voice]
お金に対する考え方を実際に変えてみよう
ここから、実際にお金に対する考え方を変えていきましょう。
さて、ここで質問です。
あなたは、普段の買い物に行く際、商店街に行くでしょうか?それともショッピングモールに行くでしょうか?
(ここでは、ショッピングモールの方が値段も安くて品揃えも豊富であると仮定します。)
恐らく、ほとんどの方は商店街ではなく、ショッピングモールに行くのではないかと思います。
実際、多くの商店街がショッピングモールにとって代わり、商店街は衰退の一途をたどっています。
(中には例外もありますが)ショッピングモールは大きな収益を上げ、商店街は赤字が続いています。
ここで、お金をどんどん稼いでいるショッピングモールは悪者だと言えるでしょうか?
また、地元の商店街を救うために、あなたは商店街に行きますか?
日本は資本主義の社会です。そして、資本主義のおかげで、良いものを安い値段で買うことができています。
お金を稼ぐというのは、相手があって初めて成り立つものです。そして、お金を稼ぐということは、相手に満足して貰っているということなのです。
今回の例では、ショッピングセンターの方が商店街よりも大きな満足を提供しているからこそ、多くの人がショッピングセンターを使うのです。
不動産投資では、快適な住環境を提供することによって、入居者に満足して貰っているのです。入居者が満足しない住環境を提供しても、その部屋に住む人はおらず、結果としてお金を稼ぐこともできません。
そういった意味では、お金を稼ぐということは全く悪いことではありません。
むしろ、お金を稼いでいることを誇りに思っても良いでしょう。
お金を稼いでいるということは、世の中に価値を提供しているのです。
人を騙してお金を稼ぐということは決してやってはいけませんが、価値を提供している上では、誇りを持ってお金を稼ぎましょう。
[voice icon=”https://realestate-column.com/wp-content/uploads/2017/03/icon1.png” name=”” type=”l big”]資本主義において、お金を稼ぐということは、社会に価値を提供していることに他なりません。[/voice]
投資を始める前に必要な心構え・考え方
上記の通り、お金を稼ぐということは価値を提供するということです。
つまり、投資をする上では、常に相手に価値を提供することができているのか、という意識を持つことが重要です。
株式投資などで、過去のチャートを見ながら投資判断する人が沢山いますが、それは価値の提供ではありません。
例えば、自分の身近なお店に行列ができていて、そこで食事をしてみたところ、とても美味しかったので、この会社を応援するという意味で株を買おう。
といった発想を持つことが重要なのです。
こういった発想で投資をすると、失敗する確率を大きく減らすことができます。
なぜなら、世の中に価値を提供している会社は遅かれ早かれ儲けることができるからです。
目先の利益に目が眩んでしまい、価値を提供してないないものに投資してしまうと、自分の身を滅ぼしかねないので注意しましょう。
具体的に身に付けなければいけないこと
上記において、投資をする上で必要な「心構え」についてお伝えしました。
次に、投資を成功させるために身に付けておかなければいけないポイントについてお伝えしようと思います。
結論からお伝えすると、「お金に対する絶対的な感覚を身に付けること」が投資を成功させる上で極めて重要です。
収益物件を買うと、余剰のキャッシュが一気に入ってくることになります。
そうなると、投資家としては二つの選択を迫られることになります。
1つ目は、入ってきたお金を次の投資に回していくこと。そして2つ目は、入ってきたお金の分だけ生活の水準を上げてしまうことです。
ここで一つ、大学時代の生活を思い出してみましょう。
大学時代は、ほとんどの方が毎月数万円の出費で生活していたのではないかと思います。バイト代が払われる前日などは、銀行の残高が数百円という方も沢山いたのではないかと思います。
しかし、それでも生活が破綻する人は基本的にはいません。収入の中で、何とかやりくりすることができていたのです。
他方、社会人になって働き出すと、収入は一気に増えます。独身の方の場合は、多くの可処分所得があることでしょう。
その中で、基本的に入った分だけ使ってしまう方というのは、投資には向いていません。
もちろん、社会人として働くということはストレスが溜まることでもありますので、その中である程度の出費をしてしまうのは仕方がないでしょう。
しかし、必要以上の出費をずっと続けてはいけません。そして、必要以上の出費をしないために必ず身に付けなければいけないことが「お金に対する絶対的な感覚」なのです。
例えば、引っ越しをする際、自分で車を手配して荷物を運べば、費用は2~3万円で済みます。
しかし、引っ越し業者に依頼すると最低でも10万円は取られてしまいます。
ここで、「面倒くさい」という理由で引っ越し業者に仕事を依頼してしまう方は、「絶対的な感覚」が身についているとは言えません。
この場合においては、以下のようなことを考えた上で、本当に業者に外注するかどうかの決断をするべきと言えるでしょう。
- 自分の時間単価を考える(時給5,000円で働いているなら、引っ越し業者に依頼して20時間浮くのであれば、外注した方が得)
- 他の有効な利用法がないか考える(自分で引っ越しをする時間を使って副業をすれば、10万円稼ぐことができる)
- 引越を自分でやることによるストレスを考える(引っ越しを自分ですることによって多大なストレスがかかるのなら、外注する)
- そもそも、引っ越しをするのにどれぐらいの時間が必要か考える(外注することによる費用単価を考える。)
こういったことを踏まえた上で引っ越しの外注をするべきか決めることが重要です。
これを読むと、めんどくさいと考える方もいるかもしれません。
しかし、投資というのは上記のような判断の連続です。何をどこまで外注するべきか、しっかりと自分で判断する習慣をつけておかないと、結局は業者に搾取されて何も残らないという結論に至ってしまいます。
この感覚をしっかりと持つことが、投資成功への第一歩と言えるでしょう。
どうすれば絶対的な金銭感覚を身に付けることができるのか
ここで、絶対的な感覚を身に付けるための方法論についてお伝えしようと思います。
これから金銭感覚を身に付けようと考えている方にとっておススメの方法は、「家計簿をつける」ということです。
なぜ家計簿をつけると良いのかというと、あなたがどういったものにお金を使っているかが一目瞭然になるからです。
後で自分の出費明細を見ると、本当に必要な出費かどうか振り返ることができます。
その振り返りを繰り返すことによって、自分にとって必要な出費か浪費かを区別することができるようになるのです。
個人的には、携帯のアプリで家計簿をつけることがおススメです。出費があったと同時にそれを携帯に打ち込むことによって、まとめて入力せずに支出の管理をすることができるようになるでしょう。
最後に
不動産投資を始める前に身に付けておくべきことについてお伝えしました。
今回紹介する内容は、不動産投資のみならず投資を成功させるという意味でもとても重要なポイントです。
しっかりと金銭感覚を身につけて、投資家としてのスキルアップを目指していきましょう!