この記事は、不労所得を得る11の方法で、5千万円を稼ぐまでの期間を徹底検証(まとめ)の詳細について説明している記事です。
11種類のまとめについては、不労所得を得る11の方法で、5千万円を稼ぐまでの期間を徹底検証という記事を参考にしてください。
ここでは、出版による稼ぎ方(自費出版、企画出版)による収益獲得の流れについて説明していきます。
(補足)チャートの見方
次の章から、不労所得を得る方法についてレーダーチャートで評価しています。レーダーチャートのイメージ及び各項目の説明に関しては以下の図と説明を参考にしてください。
それぞれの項目の評価の前提について紹介します。
稼ぎの効率 | 不労所得をどれぐらい稼ぐことができるのかを示しています。 |
確実性 | 不労所得を得るため、自分の能力以外(運・他人の力)にどれほど依存しなければいけないかを示しています。 |
必要な時間 | 不労所得を得るためにどれぐらい時間を使わなければいけないのかを示しています。 |
簡単さ | 不労所得を得るためにどれぐらい高度なスキルが必要かを示しています。 |
1. 自費出版
自費出版とは、本を書くところから書店に並べるところまで、全て自分で作業を行うという出版方法です。自分で全て行いますので、売上がそのまま不労所得となります。
非常に厳しい評価になってしまいました。本の執筆に時間がかかるということ、執筆にはスキルが必要であること、そして例え良い内容でも売れるかどうかは分からないということから、このような評価となっています。
自費出版で不労所得を得る場合のステップについて見ていきましょう。
step1. 出版のためのお金をためる
step2. 本を書く
step3. 本を売る
step4. 本を書く→売る
自費出版をするためにはどれぐらいお金を貯めないといけないのでしょうか?
自費出版に必要な費用については、以下のサイトの情報を参考にさせていただきました。
このサイトの情報によると、1,000冊印刷する場合の費用が734,000円です。
一般的に本の出版は1,000冊の場合が多いようですので、必要な金額は734,000円としました。
出版までに必要なお金を貯める期間:約7か月
お金を貯めながら、同時に本を書いていきましょう。100ページの本を書いた場合、だいたい文字は10万字になります。
一般的にブログで記事を書いている人は、1時間あたり1000文字書いたと仮定した場合、10万字を書くためには大体100時間かかるということが分かります。
といっても、内容の見直しや構成自体を考える必要があるため、大体1冊を書くのに300時間がかかると考えましょう。
本を1冊書き上げるまでに必要な期間:約6か月
step3. 本を売る
本を書き、印刷することもできました。早速本を売っていきましょう。
自費出版で本を売る場合、本屋に平積みで置いてもらえる可能性は極めて低いそうです。
今回は、1,000冊全て売ることができた場合を想定します。
本の売上:1,000冊
1冊あたりの利益:766円/冊
1冊目の本を売ることができ、利益が出ていますので、次からは本を書けばすぐに売ることができます。
ただし、本を売るためには本を書かなければいけませんので、結局本を出すまでには6か月の執筆期間がかかるということになります。
次の本を出すまでの期間:約6か月間
収入の推移
おおよそ21年という期間が必要になるということがお分かりいただけるのではないかと思います。
自費出版の場合のハードル
- 書店で大々的に取り上げて貰う必要がある
- 本を書き続けなければいけない
- 返品が出たら、その分はマイナスとなる
自費出版で稼いでいる人
- 調べた限り、見当たりませんでした。
自費出版をしようと考えている方にとって参考になりそうなサイト
2. 企画出版
企画出版とは、出版社があなたのアイディアを形にして出版してくれるという形式のことです。企画出版にすることによって、初期費用を抑えて出版することができます。また、企画出版の場合は売上に応じて入る印税が不労所得となります。
自費出版と比べると、出版社がプロモーション活動をしてくれるため、確実性は高くなっていますが、やはりスキルが必要であることと、時間がかかるということで評価は低めとなっています。
企画出版で不労所得を得る場合の流れについて見ていきましょう。
step1. 本の企画を考える
step2. 出版社に企画を売り込む
step3. 企画採用後、本を制作、販売
step4. 本を書く→売るの繰り返し
まずは、出版社に売り込むための企画を考えなければいけません。
今回は、自費出版の場合と同様、6か月の時間をかけて企画から製作まで行ったと仮定します。
企画を考える(本を作る)まで:6か月
次に、出版社に対して企画を売り込みにいきましょう。今回は即日で出版社に採用されたと仮定します。
出版社内で企画が通るまで:1日
企画出版の場合は、出版社がお金を出してくれますので、あなたの出費はありません。
企画出版の場合は、出版社が販売ルートを確保してくれますので、一般的な場合の5倍、5,000部が売れたと仮定しましょう。
1冊あたりの販売部数:5,000部
1冊あたりの値段:1,200円
印税:販売額の10%
自費出版の場合と同様、次の本を執筆するのに6カ月の時間がかかると仮定します。
次の本を出すまでの期間:約6カ月間
収入の推移
企画出版で稼ぐ場合のハードル
- 出版社に企画を通すこと
- 売れる本を書き続けること
企画出版で稼いでいる人
- 西村京太郎 : 約1.4億円(推定)
- 村上春樹 : 約8,000万円(推定)
参考にさせていただいたサイト
3. 最後に
出版によって不労所得を得る流れについて紹介しました。
飽和している産業と言われていることもあり、頭一つとびぬけなければ多額の収入を得ることは難しいということを認識しておくとよいでしょう。
その他不労所得を得る方法の詳細を把握したい方は、以下のリンクを参考にして下さい。
不労所得を得る11の方法で、5千万円を稼ぐまでの期間を徹底検証(まとめ)
不労所得で5千万円を稼ぐまでの期間を検証、その1(不動産投資などの仕組み系)